Problems in Africa アフリカの教育および医療の問題点

アフリカの教育の問題点

学校の数や教員不足、また授業の質が良くない

アフリカでは子供の数に対し、学校の数や教師の数が足りていません。
また、教師として子供たちに教育を教える大人が、十分な知恵や知識を持っているとは限らないために、教師の教育の質も問題となっています。
子供の時に十分な教育を受けないまま大人になっている教師が多いため、アフリカでは学校の建設が設備・環境の整備と併せて、教師の指導や教育についても支援が必要です。
また、アフリカでは家で話す言葉と学校で教わる言葉が異なる問題もあります。現地の言葉を理解できる教師が不足していたり、少数民族の言語での授業を受けられず、言葉の制限がある中で勉強しなければならないケースも見られます。

貧困により学費や教材費が払えない

アフリカの多くの家計は、農業を収入源として成り立っており、災害や気候変動により、貧困に陥っている状況が続いています。
貧困であるということは何よりも教育を受けることを妨げます。
これにより先ほどのように両親が共働きのケースも多く、それだけでは家族を養えないため、年齢が高い子供は家計を助けるために働きにでなければならないケースも多くなってます。
また、家庭が貧困なために学校に通うお金がない、教材が買えないなどの理由から、学校に行かせてもらえないというケースもあり、貧困な家庭事情は教育を受ける機会を失う大きな理由となっているのです。

アフリカの医療の問題点

病院までの距離が遠い

アフリカでは患者の生活圏で利用可能な病院が限られてます。
緊急を要する場合であっても、緊急医療を提供できる病院はほとんどありません。
都心部から離れれば離れるほど、病院の数は少なくなり、病院をはじめとする医療機関が全く存在していない地域もあります。
道路などの交通インフラが整備されていないので、救急車も整備されていません。
こうした状況では都市部以外に住む人々が医療サービスにアクセスすることがそもそも困難になっています。
現在、アフリカでは十分な医療設備が整っている病院は都市部にしかなく、治療を受けたいと希望する人が、十分な医療サービスを受けることが難しい状態となっています。

医療費の捻出ができない

アフリカは世界の中でも特に貧困率の高い地域です。そのため、医療サービスを受けたくても、家計から医療費を捻出できないという人が大勢います。
そのたた、ギリギリまで自宅で療養し病院に運ばれてきた時には、もはや手遅れになってしまうことも少なくありません。医療費を用意できたとしても、家財の切り売りや借金をしていることが多くあります。
その結果として、さらに生活が苦しくなり貧困状態が続きてしまうのです。
お金が用意できない患者は感染しても病院へ出向くことはありません。その結果、感染の広がりを監視する力(疫学的監視)が弱まってしまい、十分な対策ができず、パンデミックが生じることもあります。

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